広島県大崎上島町に現存する櫂伝馬のブログです。
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横浜市のNPO法人「海辺つくり研究会」は31日、芦北町のうたせ船1隻を有償で譲り受け、東京湾に回航すると発表した。風や潮流を利用して漁をするうたせ船を同湾の「再生のシンボル」と位置付けて活用する考え。6月2日に同町の計石港を出航する。
東京湾沿岸の漁業者や市民らが昨年立ち上げた「東京湾に打瀬船を復活させる協議会」プロジェクトの一環。国内に残る数少ないうたせ船の中から、同町の漁師が所有していた船を選んだ。
うたせ船は、東京湾までの1500キロを約2週間かけて航行。下関から瀬戸内海に入り太平洋側へ抜けるルートを進む。各地の立ち寄り港では、伝統漁業の継承や自然再生に取り組む人々との交流を計画している。
うたせ網漁は、東京湾では江戸時代から続いていた伝統漁法。最盛期の昭和30年代には約1700隻が操業していたが、高度成長期の環境悪化などで姿を消したという。(横井誠)
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