広島県大崎上島町に現存する櫂伝馬のブログです。
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かつては全国で漁などに使われていた日本古来の帆船「打瀬船」が2日午前、東京湾を目指し、熊本県芦北町の佐敷港を出発した。山口県の下関港などを経由し、約2週間かけて13日ごろ、横浜港に到着する予定。
地元の漁師らに見送られる中、帆をたたんだ状態の打瀬船は港内を旋回し、次の目的地の福田港(長崎県)に向かった。
約40年前に建造されたこの船は現在、漁に使われておらず、芦北町の漁師が所有していた。東京湾の自然再生活動に取り組む横浜市のNPO法人などでつくる協議会が有償で譲り受け、東京湾まで約1500キロの回航を企画した。
打瀬船は昭和初期には全国各地で漁船として利用されていたが、埋め立てなどで漁場がなくなり次第に姿を消した。スタッフの鈴木覚さん(57)は「多くの人に打瀬船を知ってもらい、環境問題を考えるきっかけになれば」と話した。
2010/06/02 11:19 【共同通信】
横浜市のNPO法人「海辺つくり研究会」は31日、芦北町のうたせ船1隻を有償で譲り受け、東京湾に回航すると発表した。風や潮流を利用して漁をするうたせ船を同湾の「再生のシンボル」と位置付けて活用する考え。6月2日に同町の計石港を出航する。
東京湾沿岸の漁業者や市民らが昨年立ち上げた「東京湾に打瀬船を復活させる協議会」プロジェクトの一環。国内に残る数少ないうたせ船の中から、同町の漁師が所有していた船を選んだ。
うたせ船は、東京湾までの1500キロを約2週間かけて航行。下関から瀬戸内海に入り太平洋側へ抜けるルートを進む。各地の立ち寄り港では、伝統漁業の継承や自然再生に取り組む人々との交流を計画している。
うたせ網漁は、東京湾では江戸時代から続いていた伝統漁法。最盛期の昭和30年代には約1700隻が操業していたが、高度成長期の環境悪化などで姿を消したという。(横井誠)
今週は、日曜日まで晴天が続くそうだ。
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